2002年9月20日


 私が鬱状態だった頃の日記より抜粋。ただでさえ十代という多感な時期に加え、浪人中、プラス妙に辛い恋をしていたため大変なことになっています。
 今だったら沢山教えてあげられる事もあるのに。





人より劣る能力、勝る力、勝った瞬間、人を見極めたそのとき、自己に一体どんな力が働いてそれはそのまま何処に行くのか。

一つの不信な考え方を捨てなければならない。

自分が人より勝っているのを自覚する程愚かな事はない。優位にたたない限り得られない満足は、一瞬にしてかき消えるのは既に分かっている事ではないのか。どんなに嘆こうが地団駄踏もうが追いつけないのは分かっているのではなかったか。

ああ、どんどん馬鹿になってく。追いつけない。追いつくはずもない。辛いなぁ。見捨てないでよ。私を見てよ。見て下さい。記憶の彼方に、埋めないで。

人の中にあり続けない限りワタシは死んでしまう。

寂しいんだずっと寂しかったんだ。存在する事を肯定した時から随分時が動いたけど未だこの不安定なこの地位の中私はワタシには成れない。成りきれない。なったら何か変わるだろうと思いつつ今を生きているけど孤独だ。孤独を孤独と言い切るのが怖い位孤独だ。最悪のパターンを常に考え続けそれでも死ぬ事だけは考えない。全細胞の需要に見合った生き方を選んでいれば死ぬことはなく何とかして生きられるだろう。でも息すって呼吸するだけじゃ死んでしまう。誰かに手をさしのべてほしい。何かにしがみついていたい。元より私は払いのける程の力は残っていないんだから。

運命を握るのは自分以外の何者でもない。運命を手中に収めたような実感を得る私もいない。これはゲームだ。その後はっきりと分かる結末を、いつかは迎えるゲームだ。そのゲームはとっくの昔に始まっている。

私は盲目で、何も分かりません。