完全なる首長竜の日

既視感がはんぱなかったっす。でも面白い。なんちゃらアイランドもこのタイプのトリックでした。こういうの叙述トリックって言うのかな。既出のトリックと分かった上で丁寧に書いていく。なるほどこういう書き方もあるんですねぇ。

最近トミに思うんは、既に出回ってる材料でも構わない、要はどう料理するかで。味が違ってくるのが大切なんだよぬ、多分。見たことはあるんだけど、全然違う印象の物語、でした。いわゆる医学よりのSFミステリ。嘘をつこうとする努力が見事なり。技術の一番重要なところだけ説明が省かれてたり、技師の扱いが不思議だったりですが、許容範囲なのでしょ。
うん。面白かったです。