本の話

雑誌の傾向分析

おいらほんとーに、あーでもないこーでもない考えるのが好きなんだなぁ。・小説すば とにかく全体的に爆発してる。はじめから終わりまで爆発してる。ふわふわ系もふわふわ爆発してる。全力投球系。・やせい時代 最後が爆発。これでどうだ、これなんてどうだ…

完全なる首長竜の日

既視感がはんぱなかったっす。でも面白い。なんちゃらアイランドもこのタイプのトリックでした。こういうの叙述トリックって言うのかな。既出のトリックと分かった上で丁寧に書いていく。なるほどこういう書き方もあるんですねぇ。 最近トミに思うんは、既に…

黒猫の遊歩あるいは美学講義

最近ミステリばかり読み耽っております。んで気づいたんが。トリックもの全然ないし!犯人誰だも全然ないし!っつかそれにこだわっちゃうともうね、登場人物の人間性破綻しちゃうの。出尽くされててね。新しいの入れるともう人間の営みでは計れませんぜ。本…

でかい月だな

色々な意味で衝撃的なお話でした。展開がはんぱねぇ。ばあっと粗筋を追うだけでこんなにアドレナリンが出てくる本も余りない…。好きか嫌いかと言われると真ん中だと断言したくなるのも珍しい。 SF、と表現されてることがあるけど、これSF…?エヴァのラストが…

利休にたずねよ

最近直木賞とった。 千利休は美の達人だ。完璧に美を追究し尽くそうとする彼の態度が秀吉を苛立たせ利休を追いつめていく。完璧な利休はどんなにあがいても追いつけない、唯一秀吉の上を行く。時に茶を制し、時に人を人として魅了し、時に策士になる。羨望は…

とうとうナルニア最終話に手をつけはじめた

同時に遠藤周作さんの沈黙と、誘拐というドキュメンタリーの本を読んでいます。重複読みはやめらんないわぁ…

ライラの冒険

読み終わった!ちょっと泣いた! しかし壮絶な展開だったなぁ。一般的には、完全な悪人も善人もないのかもしれん。 うーん。爽やか。うーーむ、む… やっぱりナルニアの最後が一番鬱だ。

アラスカ物語

イヌイットの世界において日本人のモーセとも言われた人の実話です。 彼の生き様を見ていると、力量というか才能が明らかに人知を越えた何かに祝福されているような。過酷な運命としか言いようがない現状があったとしても布石として繋がっていく奇跡を感じま…

ハリーポッター!

ジニー(ロンの妹)が正式ヒロインだったんだ!すげぇ! ハリーポッター読みだい!読みたい!

八甲田山死の彷徨

何故、夏になると新田次郎が無性に読みたくなるのか… 私が初めて、八甲田山での軍の大量遭難事件を知ったのは、中学一年の夏でした。何の予備知識もなく家族旅行で八甲田山につれて行かれ、そこで雪中行軍遭難者の銅像を見て絶句したのです。夏の八甲田山、…

夕凪の街桜の国

このマンガを初めて読んだのは二年前の丁度今頃の事でした。あれから自分の立場が否が応でも変わりました。こうやって大人になるのです。逆向きには生きられない故、多くを得て又何かが起きた時に、失うものも増えていくのです。 再び読んでみたこのマンガの…

雪国

参考にしようと思って久々に開いてみてびっくりした。 こんなきれいな日本語見たこと無い。 最近はたんと見なくなったけど、言葉が情景を形作るまで、面白いように変化した姿を見せるの。一つなにかを表す度に、言葉が動き回っている。 昔読んで意味が分から…

香水の話は実に難解だ

単純に読んでしまうとただの変態の話なんだけどね。 しかも女の子に対する屈折した想い付きの。 不思議の国のアリスが小さい頃から嫌いだったのは、どこかしらアリスの書き方がいやらしいから。何というのかな、普通に生きてたら普通にスルーしそうな色気的…

香水 ある人殺しの物語

映画パフュームの原作買った!すげぇ!久々にこれ面白い! 結構難解。壮絶な勢いで鼻効きまくり男の人生を追うけど、まるで香水のように後に残らず、強烈だったという想いを残して跡形もなくかき消える。周りとの関係性ははじめから存在せず、空気を漂う、目…

パフューム

衝撃的な映画の予告編から気になって仕方がないのです。パフューム。殺人をやめられない、香水作る人の話かや。名前忘れちゃったんだけど、人の死ぬ瞬間とかの残酷な絵ばっか描いていたら、実際人間はどのように死んでいくのか気になって気になって、最後に…

陽子ちゃんの台詞

「両親がいないからだとか、片親だから、継母だからとかって、ひねくれてる人間がザラにいるでしょ?でもわたしはね。そんなザラにいる人間の仲間入りをしたくないっていう生意気さがあったの。自分が悪くなったのを人のせいにするなんていやだったの。自分…

氷点

中1ん時読んだ三浦綾子さんの小説。どーいった訳だかYさんがはまり、最近思い出す機会が増えました。うぬぅ 単純に面白かっただけじゃなく深い話でした。醜い大人達が醜態さらけだしまくって傷つくのは子供達。一見善に見えてもそれは相手の為ではなく、自…

影との戦いをかすついでに

ゲド戦記の1作目ね。久々に本を開いてみた。豆腐を食いながら読んでいたので醤油のシミがついている。そこらまでなら覚えていたんだけど… 所々何と線が引いてある。固有名詞に何故か赤線。他にはシャーペンで長々と引いてある箇所がやたら意味深。 「他人に…

剣岳・点の記

携帯だと正確な剣の字が出ない… 昔、奈良位の時代の修験者達は、山に神と仏を見いだし信仰心を胸に、険しければ険しい程こぞって山を目指したそうです。赤石や飛騨等日本アルプス級の山は山岳信仰にはもってこいだったでしょうね。最も、山岳信仰は純粋な修…

人の為に死ぬということ

塩狩峠 (新潮文庫)作者: 三浦綾子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1973/05/29メディア: 文庫購入: 41人 クリック: 254回この商品を含むブログ (178件) を見る 三浦綾子の塩狩峠です。 この話自体はフィクションだけど起こった事件は本当だ。列車が塩狩峠を登…

塩狩峠が読み終わりそうなんだけど…

涙が流れてしまって読めません! 何たって病院の待合室だし。 家帰ってからゆっくり読もう…

塩狩峠

まだ半分しか読んでないんだけど。 さっき何となくラストあたりめくってたら。 泣いた。 人目をはばからず泣いた。 通勤快速にて。 …。

アースシーの風

体調悪いついでにとうとう読みだしたゲド戦記最終章!ゲド全然出てこねえ… 何というか、あの本は私の人生のバイブルですよ。いつの間にか自分の言葉となってた考え方がね、パラパラめくっていたら出てくるの。死は生の延長。光があれば必ず闇が伴うだとか。…

全ては永遠の仔ですよ

どうもこの本についての意見で私の価値判断は猛烈に狂うようです。まるでハンドル。どうもね、あの手のミステリーに求められる「お楽しみ要素」に言及されちゃうとね、「そんなの大した問題じゃねーだろがぁ!」とおもってしまう訳ですよ。あの話は含まれて…

アヒルと鴨のコインロッカー

伊坂幸太郎さんのやつだった。確か。 あまりに痛くて途中で目をそらしてしまった。 悲しかったのは、あの時あえて見ようとしなかった気持ちに近いものを直視する為の準備がまだできていなかったから。 何もかも出きるなんて思ってないけど、それでも努力しよ…

スターウォーズから…

ジブリの顔として有名な鈴木さんのインタビューを見たのだが、ゲド戦記の世界観はその後創作された映画や物語に多大な影響を及ぼしていたらしい。スターウォーズすら、ゲド戦記無しには出来なかったとか何とか。宮崎さんの作品は随所に影響が見えてるんだけ…

ゲド戦記

最近こればっかやな。しょうがない好きなんだもん。 前にも書いたけど最終巻読んでません。発売日にわざわざ取り寄せたと言うのに読んでません。ちらっと読んで、当時びっくりしたのはその難解さ!はっきり言ってよく意味が分からなかった…今も正直分かるか…

坂口安吾

最近書いてるおはなしが純文学調なのでもしやと思い、借りていた坂口さんの本を読んでみると、前は難しく感じたのが、ただひたすら面白い! これが終わったら、まだ読み終わってない数冊の純文学にも手を出してみようかな。ただ短編集は思いの他時間かかる。…

ゲド戦記がアニメ映画化!宮崎駿さんのご長男さん初監督作品との事で。 影との戦いでないのが不服な今日このごろ。 映画化するのは「最果ての島へ」という三作目で、王子はまだ少年だからいいものの、ゲド自体は確か中年になってた筈! まぁ、一話二話はグロ…

久々に、読み切れない本が出現した。先に進めない、どうしても。 本が途中で止まる理由は二種類に分けられる、と思う。一つはつまらなかったり難しすぎたり、とにかく自分のレベルに合っていなかった時。そして、登場する人に感情移入しすぎちゃった時。 後…