アラスカ物語

 イヌイットの世界において日本人のモーセとも言われた人の実話です。


 彼の生き様を見ていると、力量というか才能が明らかに人知を越えた何かに祝福されているような。過酷な運命としか言いようがない現状があったとしても布石として繋がっていく奇跡を感じます。

 偉人になるんではない。ただ単純に、愛するものを見つけたかっただけ。そうやって努力して努力して、たどり着いた先には静かに流れる時間と故郷の思い出。
 何となく、究極の幸せっていうのがあるんだとすればこれなんじゃないかと、思う。