本の傍らで流れているもの


 私は結構音楽好きです。ストーリーのある音楽が特に好きで、映画音楽とかゲーム音楽大好きです。そんでもってお話書く時なんか特にね、場面場面で音楽変えたりする位こだわっていたりする。映画とかってのはストーリーがあって音を付ける訳だから、入り込みやすくなるんだよね。



 元祖は逆だった。物語に音を付けるんじゃなくて、音が付いてきてた。影との戦いの時は、アイスボックスの冷たいキスと、森高千里の夏の日。…年代を感じるなぁ…。壊れた腕輪ではサバイバルダンスとか、そんな感じの思い出。



 音ってのは不思議と日常生活にあふれかえっています。音の流れは人の中に浸透します。ざわめきも、静寂という名の沈黙も、ゼロという概念を含んだ音の流れに飲み込まれている。私達はそれぞれのストーリーの中で様々な音に彩られて今もどこかで生きている。



 雨が降りそうだし、今からバイトだし、そんな憂鬱な現在の私ですよ。