寝すぎ


 産婦人科から処方された方法でやると、腹の痛みは置いておいてとかく寝まくり。おいらが爆睡してる時にYさんが「日常生活送れないんじゃ意味がない」と疑問を投げかけていたようなので、飲んだ直後に起きていてみました。普通に起きていられました。つまりごろと横になった場合の、睡眠の質が普段と異なる位みたい。


 それにしても普段は全然勉強してない医学の知識は彼のどこから湧いてくるのでしょうか。実習やらで身についてしまうのでしょうか。うーん不思議不思議。



 明日もこんなでのんびりするつもりだから、ホテル・ルワンダという映画を借りてきた。この映画は描写が凄いらしい。遠巻きに虐殺を見せ物のように傍観する先進国の姿が凄いらしい。人道支援の実体なんてそんなもんだよな。正義をかかげて理想を唱えて結局は自分の利益だ。ルワンダには石油もないから、肥沃な大地もないから、何もないから、助ける価値などはなから存在しないから、彼らの救出はいわゆる正義には属さない、だから。だから見捨てる。



 ボランティアや人道支援は中途半端な心じゃ挑めない。人々が求めるのはただそこにいて何かを成して成さねばならぬ、その一点にのみ集中して働く事。生きる姿勢なんて根本はどこに居ようが変わるもんじゃない。難民キャンプや戦場で懸命に働ける人は、元々自然と何処でだって働ける人だと思う。そして又国に帰る以上、支援という名の枠組みを逸脱した働きははなから期待されていない。彼らはボランティアを遂行する大きな組織の駒でしかないのだ。




 実在したと言われるルワンダのホテルのオーナーは、逃げてきた人々の命をただ守る為だけに、自分を省みずホテルにかくまい続ける。結果的に十万人の死者を出したルワンダの内戦。守れる命は微々たるものでも、立ち向かっていく彼の姿は胸を打つ。ただ生きるために、ただ生きたいために、ただ何かを成すために、理屈もなく、野心もなく、思い上がりも自己満足もなくひたすら前を見れる人は、ひたすら自分を表に出して戦える人は、それこそ、本当に、綺麗な人だと、言える訳です。