朝から鬱なのは珍しい


 さて、どうしたものか。



 まだ分かってない。


 そうでもないとあんな事言えない。見る目があった訳でもなくただ幸運に見舞われただけの話だ。考えてみれば人間の出会いなんて鳥かごの世界。不運も幸運も均等に分布してその狭さの中どれに当たるか、ただそれだけの話なのかもしれない。だから私が夢を見すぎなのかもしれない。でも唯一言い切れるのは、私だったらああいう結論には至りようがないという事だ。



 人間嫌いというなら中途半端な態度は取るな。あの子みたいにストイックな精神で孤独に生きろ。


 ただ単純に見る目がない故に人間嫌いと言うならもう少し離れたところでもう一度問いなおしてみて下さい。そうでもないとこの寂しさはどうしたらいいのか分からない。


 一過性のものならばもう少し話してみる。でも一年近く繰り返し浮上しては沈降してきた、この気持ちを断定するに至っていない。