追いコンが無事に終わり

 はまこが来てくれたりOBさん達が沢山来てくれたり、Sさんの余興は大成功だし、うん。良かった良かった。今回のは私も結構がんばったように思うので、ほっとしたせいか、久々にお酒でとても幸せになった。


 なんだか淋しい気もするけど。



 私の長い長いモラトリアムも、徐々に将来の確固たる姿を見せながら消えつつあります。まるで時に幸せで時に残酷な夢のようでもあり、大学という皆が通る社会ですら組み込まれているのではないかと思う位、儚げな様相を形作っています。



 ならばきっと全ては夢。



 思い出は常に音楽と色彩、そして香りで溢れている。一見現実のような顔でふりかかってくるものはあれど、思い返せば古い映画フィルムの中の世界で、所々色褪せかつ鮮明に、記憶という枠組みを越え過去を紡ぐ。




 この長い長い夢から醒めた先にあるのはつまらない現実ではなく、やはり形を変えた長い夢が連なっているだけ。



 だから目の前の風景は何処までも美しいのだ。だから少しの幸せで、ちょっとした悲しみで、天使にも悪魔にもなる。



 長い長い夢でした。





 でも次に控えている夢も、今の段階から、そんなにひどい事もない、そんな確信を感じていたりもするのです。