ライラの冒険みてきた

黄金の羅針盤。おもしろい!やっぱファンタジーは映画館で観ると雰囲気爆発だわぁ〜。世界があんまりに存在感凄かったから涙が。多分私は感情がどっかの方向に劇的高騰すると涙がでるらしい。


 んで早速本を買ってしまった。ナルニアが静かつ陽だとしたら、こっちは動かつ陰。子供の頃親しみすぎてしまった世界はどうやら大人になっても憧憬の念を忘れられないようです。ファンタジーはずっとふれてると分かるけど、非日常と切り捨てるものではなく、現実以上に生活に関わってる。質の良いファンタジー程その傾向がある。魔法とか夢ばかり抽出してるようじゃ駄目。西洋のおとぎ話は宗教や戦争無しに語れないし、日本の昔話は自然の脅威と妖怪は一心同体。それぞれに暗さがあり、そして救いを求めてる。


 パンズ・ラビリンスという映画によって、現実がファンタジーを生まざるを得ない過酷な世界を知って以来、ファンタジーから派生した自分への劣等感を完全に乗り越えた気がします。



 ただハリーポッターは完全に娯楽小説だと思う。面白いからよし。