死刑廃止は分かるけどさ
凶悪な犯罪が起きた時に、被告人を排除するんでなく、被告人の社会が生んでしまった被告人をどのように支え生きる方向に持っていけるかを考え実行するのが本筋だと思う。死刑廃止と言って都合の良い状況を作り出して、凶悪な犯罪を犯した者を放置したまま、とにかく反対反対と唱えてるんじゃ弁護の意味がない。一体誰から誰を守りたいのか分からない。
多かれ少なかれそれは日常にも当てはまる訳。傷ついた人にはそれ相応の理由があって、勿論見えない部分が多いから想像力で補わないといけない。見えないからって無視して傷ついたその人だけの責任にして、なぜ傷ついたのか深く考える事もせず突っ走っていくのはそれこそ無数の傷を生む。見えないからこそ沢山のフォローが必要で、よく考えないといけない。その上で何が良いのか悪いのか、熟考する事。
誰だって潔白な人間になんてなれない。
美しくあり続けようなんて思うな。
どうせ既に汚いのだ。
汚い中にある僅かな誇りのみが、信念として掲げられる唯一の希望。