昨日で終わった…
人生で最後の授業が終わった…
最後の授業で最後に答えさせられたのは
「統合失調症」
まぁ、いいさ。
そしてその後、病理のA先生と検査技師のS先生と、打ち上げでうどん屋に。夜は飲み屋と化す。いや、人生で最初で最後の研究は、なかなか面白かったです。自転車にひかれたA先生は、怒りにかまけて警察を呼んだらしい。A先生をチャリでひいたら補導されることが分かった。気をつけよう。
今の時間を大切にしないとね。沢山の人達に感謝しつつ、自分の道を確保してかないとだね。
一人の人生ではない。沢山の人々と交差し、影響を受けかつ与え、そうやって無理矢理にでも道をつくっていく。それぞれの道がそれぞれの天命を示していく。例え誰かが命を絶とうとも、続く道は他の誰かが影を背負ってでも前を見て歩いていく。
昔、祖父の父は、育てた木にやっと実った梨を食べて、死んだ。
祖父には一見開かれた道があった。特待生として、大学に至るまでの全てが約束されていた。
しかし、父が死に、母と弟妹達を養っていかなければならなかった。
何より、父が残した梨の木を、切ることが出来なかった。
その祖父の選択の上で、幸せもあり、また後悔と、伴う不遇も多くあった。その延長線の先に、私がいる。私は私を絶対に誇りある方向へ持っていく。例え何が起ころうとも、迷惑がかかろうとも、感謝の気持ちは永劫に忘れないように、ただ信じる方へと。
木を切らなかった祖父は、とても大切なものを守ったのだ。
木を切らない精神こそ、私が歴史の中より得た、宝物だと思うのです。