共に生きると誓ってみるのは

陽炎のようなもの

奥深い所、抱かれてそれはある

揺さぶりをかけても崩れない

ああ、そうやって何度も破壊を試みた

例えば

それすら無くなればやがて平安が訪れると

夢見ていた


くすぶり続けたのは本体というよりも

本体に寄り添う記憶

本体と共に時を刻み

やはり本体と共に又

朽ち果ててひからびる。

陽炎のようなもの

常に隣にあり時折隠れ

それでも尚根元はここに。


日はのぼり月は満ち欠け

大地は潤い生命は循環する

その奥ばった所


ひっそりと佇む風流な影のように。

やがて身が終焉を迎えるまで

私は共に歩むだろう