日焼けの怖さについて
本当は日を追って書こうかとも思ってたんだけど、せせらぎでも書くだろうし面倒くさいしやめた。んで、特にうちにとって奇怪だった話を。
ええ。肌も弱いです。
私「最近気づいたんだけどさー。私って普通の人に比べて病弱だよねー」
母「今頃気づいたの」
…周知の事実とはこの事か。
とりあえず肌弱いのです。原因不明の湿疹やら発疹やらに日々恐れおののいて大人になりました。日焼けもですね、あんまり激しいとぶつぶつ出来るんだね。なんで一応肌に優しそうなメンソレータムの日焼け止めを、顔やら腕やらに入念に塗りこんでおりました。
日射病対策。これは帽子を忘れた為にタオルを頭に巻いて対応。私完璧。ある日の朝(夜明け前)、耳がダンボだった。
私「耳が二倍になりましたよ〜」
部長さん「へぇー?」
私「今日の耳は二倍ですよ〜」
Sさん「そうか〜」
日が登った。
私「ほら、耳がでかーい」
部長さんとN「……!!?」
ふらふらとYさんに見せに行って。
私「見て見て〜」
Yさん「何だそれ!!!」
事態は一気に緊迫化。
耳が腫れたのかと思いきや、耳かくの上の方の皮膚が分離、水がたまり一部が透明に見える程膨れ上がっていたのだ。
潰れれば激痛は必至。小屋に行き事情を説明すると、二俣(うる覚えなので仮)の小屋と双六の小屋ならば医師がいて何とかしてくれるだろうという話。予定を急遽変更し、二俣の小屋(仮)を目指した。そっちの方が近いのだ。そのせいで確実に風景の綺麗な道は通れなくなった。「気の持ちようだよ」Nは言う。「ケーキ食べられるからどちらかってぇと、あたしは嬉しいからね!」
そこでは百名山に散歩に行ってしまった医師により、岡山大学の学生さんが二人できりもりしていた。ボランティアサークルなんだそうだ。医学科の五年生と看護の四年生だって。医学科の人とは同級生なのでYさんやたら話が弾んでいる。サランラップに薬をぬり、みみを覆ってもらった。左耳だけマルチみたいになった!(喜)
看護の人か素朴でさ、物腰も穏やかながらしっかりとしててさ、感動しましたよ。やっぱ医療系といえども東京の人とは違う。
結局双六の小屋で富山大学のお医者さんに水を抜いてもらい、私の怪我は何とか収まった。日焼けですよ。耳を出してはちまきのようにタオルを巻いていた故。日焼けでそこまでやけどの症状。すごい強い光やってんなぁ…
何だか色んな人々にお世話になって、少しだけ世界が拡大した。少しだけ少しだけ♪