三浦綾子記念文学館

 旭川に寄った時に、真っ先に思いついたのは三浦綾子だった。氷点と言えば旭川!勿論そこまで有名な場所でもなくガイドブックにゃ載っていない。ネットで住所と行き方を調べておいた。陽子ちゃんが育った家がモデルの文学館、絶対見とかないといかん。


 丁度今から十年前に氷点を読み、旭川を訪れ、再び同書を手に取った。辻口家の住所とバス停の類似点、林をもう少し抜ければルリ子ちゃんが殺された河原があったのか、もったいない事したなぁ、等、知っているだけで思い当たる箇所が多々ある。Yさんは最近取り付かれたように三浦綾子を読みふけっている。雪の旭川。バスを待っているだけで荷物に雪が積もった。文学館は訪れる人も少なく、前の人の足跡は新雪で覆われた。



 塩狩峠はとにかく悲しい。やっぱり「もしも」という形で自分とだぶってしまうのだろな。前に詩を書いてるけど、あの通り「かわいそう」よりも「悲しい」。うん。あんまり遠くには行っちゃいかんよ。



 何て事を病院の待合室で考えてます。うぬー食中毒怖いの…