走るような季節
何かを物語りたいのは
多分物語るそのものの根本が違ってきてるから
昔は良かったって訳でもないが
美しくない文章には嫌悪感が募るのみ
美しくない文章に建設性のかけらもない人物
そんなもん読む位なら自分で書く
相変わらず、世界は気付かぬ内に回るのだ
何故春は匂うのだろう
夏は虚ろ
秋はあっと云う間に行ってしまう
冬はあったかい。
当たり前なので物言わずに去る
そうか、今は秋か
湖を一人眺めていれば
簡単に彩りの変化が手に入るだろう
一度静寂に包まれる場所に人間など必要ない
世界は世界を満遍なく分割し中心は削がれた
自らの視線でしか物事を推し量れないのならば、やはり
物語るというのはただ一人大自然と対峙している孤独を表しているに過ぎない。