目にも止まらぬ速さで駆け抜けた後ろに気を取られている暇もなく移ろう季節にすら眼もくれず枯れた木の枝にとどまる鳥の囀り水の中で凍り付いた金魚残像の赤は浮かび上がり空をさまようひらりと舞い降りた雪のひとひら残像の赤は名残を惜しむかのように白い…
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