室生犀星の詩

詩は昔から好きだった

多分詩とは人の心の原色に最も近いもの

表に出す前に色々なフィルターを通して最小限の言葉としてしか機能しないのが言語だけど

元々の感情ってのは言葉ではたりん位多くの感覚を持っていて、

それにもっとも近い言葉を当てはめたのが多分、詩だと思う

文章と詩とはそもそも成り立ちから目的から全てが異なってるって訳で、

私ゃ論理的に言葉を扱うことに関しては小学生なみだよ


谷川俊太郎さんの詩は子供の頃から好きだった

けど室生犀星さんの詩では、強さという意味で、言葉の響きの美しさを知った


ふるさとは 遠きにおいて おもうもの

これに続く部分は、

大物になるまでは故郷の土は踏まぬと去った、野口英世のようなふてくされた選択もあったのだと思い起こさせる


異なった環境、異なった話。


しかし根本は似たようなもの


かようにも人が足掻く姿は醜いのだ

醜いが、だから何だ。

人は続いていく

それだけの強さを知っている




言葉遊びは

最も本質に迫る領域

気づかぬうちに、


生きるというその全てが沸き上がってくる源より発される、真